自賠責保険活用法
「自賠責なんて金額が小さくて頼りになるの?」
そうおっしゃる方がおられるかも知れません。
また,
「どうせ,仮払いや内払いのことでしょ?」
とおっしゃるかも知れません。
確かに,
仮払いや内払いは有意義な制度であると思います。
しかし,
これらが予定しているのは,事故後間もないころ,であろうかと思います。
この時期は,
相手が無保険でない限り,任意一括が適用されていると思われます。
そして,
任意保険会社との関係は,
「人対人」であると弊社では考えおり,マニュアル通りとは言え,任意保険会社にも思いやりや優しさがあると考えています。
とくに,
事故後間もないころの,任意保険会社の担当者には,思いやりや優しさが顕著であると考えます。
この優しさに反してまで,
自賠責の権利行使を声高に唱うことはなかろうと思うわけです。
しかし,
一旦,優しさが捨てられたときはこの限りではありません。
その時は,
毅然とした態度が求められます。
その態度の表し方として,
自賠責の活用法を覚えて欲しいわけです。
【優しさが捨てられた時】
この時になり慌てなくて済むように,自賠責保険の活用法を知っておいて欲しいと思います。
では,
優しさが捨てられるとどのような形になって現れるかというと,概ね次の通りです。
- 休業損害の打ち切り
- 治療費の打ち切り
- 示談の早期実現催促
- etc.
すでに,
身に覚えのある方もおられるかと思います。
そのような方は,これからは任意保険会社だけでなく,自賠責保険にも目を向けてください。
予めそのつもりであった被害者と比べると出遅れ感がありますが,
いつまでも自賠責に目を向けないよりは,事態の好転につながるかと思います。
また,
まだ上記の形が見ていない方は,
いずれそれがやってきたときに,慌てずに対応できるよう,心づもりをしておくことをお勧めします。
【活用法の一番頭】
自賠責の活用を最初から戦略的に考えていく,
というのならそれが理想なのかも知れません。
しかし,
不慣れなことに幅広く手を付けるのは大変かと思います。
ですので,
覚え易く,かつ,効果の高い方法から,最初に覚えておいて下さい。
【後遺障害等級の認定とその保険金】
後遺障害等級,という言葉を,目・耳にされたことはありませんか?
自賠責には,
一般的に知れ渡っている120万円の上限額とは別に,
後遺障害に対する上限額が別途設けられています。
その額は等級に応じて決まっており,
最低等級の14級で75万円,
最高等級の1級で3000万円または4000万円,です。
そして,これらを受け取ったからといって,
それで事故処理が解決するわけではありません。
賠償金額を任意保険基準や弁護士基準で計算した結果,
自賠責の金額を超えるようであれば,その超えた差額を別途請求できるのです。
このように,
二段構えで事故処理がすすめられるのはご存じでしたでしょうか?
加害者から小出しで2回受け取れるので,一度にすべてを解決する場合と比較すると,
被害者のペースで交渉を進めやすくなると思いませんでしょうか?
実際,
この手法は弁護士等ならだれもが推薦する方法です。
よほどの事がない限り,これを否定すべきケースはありません。
最も効果的な方法さえ把握しておけば,
残りのものは,その妨げにならないように配慮するものばかりと言えます。
是非,
最も効果のあがるこの方法を覚えておいて下さい。
具体的なお問い合せがありましたら,
お気軽にお問い合せフォームより,お問い合せ下さい。

