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よくわかる認定実例 後遺障害とレントゲン写真の比較 大阪府行政書士会

和歌山県在住 女性38歳 高次脳機能障害 主婦

後遺障害等級 非該当級から9級へ

 
非該当級から9級へ

※ご本人のご厚意により,特別に許可をいただき掲載しています。

(被害者のご家族から)

先生その節はありがとうございました。その当時は本当にどうすればいいか分かりませんでした。その後、無事等級が決まり感謝の気持ちは言葉に表すことはできません。交通事故被害者救済の為に今後もがんばってください。

一昨年のゴールデンウイークが明けた頃になりますが、主人が農道を歩いているとき、 後ろから軽自動車に跳ねられました。すぐに病院に運ばれ、私もすぐに病院に駆けつけました。病名は頭蓋骨骨折と肋骨骨折でした。主治医は「頭の方は心配が無いので安心してください」と言っていました。

私は胸をなでおろしました。主人も思ったより元気そうで、安心していました。2ヶ月間入院し、その後無事に退院しました。1週間くらい家で療養してから、仕事に復帰する予定にしていました。

主人も久しぶりに家に帰ったので、ほっとした顔をしていました。その後の日常生活で、私もあまり意識をしていなかったのですが主人は頼んだことを忘れることが頻繁にありました。

それから職場に復帰しました。そして3日後くらいに会社の上司から連絡があり
「よく仕事でミスをすることが多いのです。頼んだこともよく忘れるし。」
「家でも変わった事がありませんか?」
と言われました。私はもしかして頭に何か異常があるのでは?と思い、 主人を病院に連れて行きました。しかし,主治医からは「大変な事故でしたからねえ。もう少し様子をみましょう。保険会社から質問されたらちゃんと休業が必要と伝えますよ。」と言われ,半分安心し,半分不安なまま,その言葉に従うことにしました。今にして思えば,あのころにもっとしっかり検査してもらっておけば,解決までの時間を節約できたのだと思います。

職場に事情を説明し,しばらく会社を休むことになりました。そして,事故をしてから6ヶ月が経過した頃、保険会社が主治医に症状固定を持ちかけたそうで,主治医から打ち切りを言ってきました。そこで,後遺障害診断書を提出し約3ヶ月後に等級の認定結果がでました。

保険会社から連絡があり,「後遺障害等級は非該当ですが,私どもが計算した示談金をお支払いします。」といって,後日郵送で示談金の内訳書が送られてきました。

「差引きお支払額」という欄には,約200万円の記載がありました。しかし,わたしは示談金の総額はともかく,後遺障害の欄が0円ということに納得することができませんでした。主人は現に,事故の後遺症で仕事も満足にできなくなりました。それにも関わらず後遺症の欄には0円とあり,別紙では「後遺障害と認定することは困難と判断します。」とまで書かれていました。

そこで,後遺障害について,インターネットで調べるようになり,ジコナビのHPにたどり着きました。そして,メールで問い合わせをしてみました。

【当事務所のサポート内容】

メールを拝見したところ,脳外傷について特に検査された様子がなかったので,このことを重点的にお尋ねしました。案の定,何も検査はうけていないとのことです。しかし,頭蓋骨々折による後遺障害として,高次脳機能障害や身体性機能障害が予想される上,頭蓋骨々折の被害者が立証不足のために非該当になった例を複数みてきました。そこで,高次脳機能障害および身体性機能障害の立証のために必要と考えられる検査を紹介しました。

しかし,ご本人およびご家族の力だけでは分からないことが多く,自力で進めることが困難ということになり,お引き受けすることになりました。

主治医の診察に同行し,各科に紹介状をかいてもらい,診察と検査を順番にうけていきました。一から検査をうけていったものの,スムーズに検査日程がうまったため,約2ヶ月で諸検査をすますことができました。。後遺障害診断書は,神経内科の医師により作成されました。他科の検査結果は,各々の科で診断書を書いてもらい,添付する形をとりました。

後遺障害診断書・検査結果資料・日常生活状況報告書をそろえ,自賠責保険に異議申立を実行しました。その結果,9級の認定が送られてきました。事故直後の意識障害がほとんどなかったにも関わらず,高次脳機能障害としてしっかりと等級認定されることができたのです。

こうしてまた,泣き寝入り被害者が一人減ることに貢献できたのでした。